人々の願いで苔生す水掛けお不動さん
大阪の法善寺、水掛け不動さんに立ち寄りました。 正式には西向不動明王(にしむきふどうみょうおう)と呼ばれています。 お不動さんは、憤怒の形相の厳しさの愛でもって、私達の煩悩を断ち切り、導いて下さいます。 戦後に、とある女性が、お不動さんに水をかけて願掛けを始めたことをきっかけに、 今では多くの参拝者が水を掛けてお不動様に願いを託し水を掛けられることで、 勇壮に佇む不動明王様の姿はびっしりと緑色の苔に覆われています。 私も、お世話になった方の病気平癒をお願いしました。 お不動さんの両脇には、矜羯羅童子(こんがらどうじ)と制吒迦童子(せいたかどうじ)という名のお不動さんの眷属がいらっしゃり、 矜羯羅童子が「慈悲」を、制吒迦童子が 「忿怒」を表しているのだとか。 日本有数の港町であった難波は、「難波(なんば)」の文字通り、難しく荒れ狂う波が押し寄せる場でもあり、そのため航海の守護神・金毘羅天王も境内にお祀りされています。 「二河白道堂(にがびゃくどうどう)」というお祈りスポットもあり、 仏様までの真ん中の白道の両側は、赤いタイルが私達の煩悩の「怒り」を