商売繁盛♪笹持ってこーい♪のえべっさん。
今年も西宮神社の十日戎で、新しい福笹を頂いて参りました。
十日戎は西日本ではポピュラーなお祭りで、
毎年1月9日が宵戎(よいえびす)、10日が本戎(ほんえびす)、11日が残り福と言われており、この期間は、商売繁盛や福を願う人々で賑わいます。
今年はコロナ対策のため、期間も2月末迄に延期されているようです。
「えびす・大黒福の神」との呼び名もあるえべっさんは、大衆の福徳円満の信仰で名高い福の神様ですが、
日本神話の男神「イザナギ」と女神「イザナミ」との間に生まれ、海に流された蛭子命(ひるこのみこと)と言われていますし、
また、「えびす」の語源は異邦人を表す「エビス」や「えみし」に由来するとも言われており、
漁村の人々の間で、大漁を、もたらす神として祀られたことが始まりと言われています。
海の向こうには常世の国が存在すると信じられていて、海から流れ着いた石や生き物、水死体までも、エビスと呼び、大漁をもたらす神霊と崇められたことは興味深いですね。
こちらは招福まぐろ。
通常は、「お金が身につく」願いを込めて、まぐろの体にさい銭を張り付けるのですが、コロナ感染防止のため今年も中止で、アクリル板で囲まれてました。
えべっさんのご神徳は、首にかけた箱の中で恵比須人形を舞わせて披露した夷まわしと呼ばれる大道芸人によって広められていきました。
本殿前の逆さ松。 逆さまになっている変わった門松です。
1月9日の宵に町を巡回されるえべっさんが、松の葉で目を突くことのないよう、配慮して逆さまに作ったという伝承があるようです。
西宮神社の福笹は、縁起物で華やかに彩られています。
この福笹は、えべっさんの釣竿が竹だったこと、また生命力が高い植物でもあり、
その笹にあやかって福笹としたということも言われています。
おみくじには鯛を釣るえべっさんの満面の笑顔。
不具の子だったため、海に流されてしまったというそんな不遇な蛭子命の生い立ちを微塵とも感じさせない、人々を幸せにする笑顔に元気を頂けます。
笑う門には福来る♪
私も、どんな出来事も、全てのことに意味があると
前向きに捉え、えべっさんのように、笑顔で日々を過ごして参りたいです。
阪急電車のホームも、新年仕様でした♪
今年も皆様に取りまして、素晴らしい一年となりますように。
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